2016年01月18日
海外ママにも人気の育脳法!「一日たった30分でIQが驚くほどのびる」ベビートークに注目
「ベビートークプログラム」をご存じですか? イギリスの言語治療士、サリー・ウォード氏が開発した赤ちゃんに語りかけるというプログラム。その内容は、静かな環境の中で1日たったの30分赤ちゃんに語りかけるだけ。これだけで言葉や知能指数(IQ)が驚くほど伸びると言われているのです。
では、なぜそんな驚きの効果が生み出せるのかについてシンガポール在住で第2子を妊娠中の筆者がお伝えします。
■ベビートークのルールとメリットとは?
ベビートークの主なポイントは以下の5つです。
(1)親子1対1で行う
(3)気が散らない静かな場所で行う
(4)子供の興味に合わせた(絵本など)内容で行う(5)短い文章で分かりやすく話しかけながらスキンシップもとる
毎日赤ちゃんと接していると「これなあに?」とか、「○○っていうんだよ、言ってごらん?」など、ついつい大人のペースで赤ちゃんにしゃべりかけてしまいますが、このプログラムの特徴は必ず赤ちゃんが主導となるようにすることです。答えさせるための質問や言い直しなど、無理にしゃべらせようとするのは逆効果だそうです。
赤ちゃんが声を出したくなるまで待ち、赤ちゃんの話したいことに大人が目を向け、赤ちゃんのペースで話す。筆者も早速実践してみたのですが、実際やってみるとこれが意外と難しいのです。しかし、慣れてくると赤ちゃんの目線がわかってとても面白かったです。
このようにママやパパが赤ちゃんの目をみながら沢山話しかけてあげることで、赤ちゃんの言語能力は飛躍的に向上すると言われています。
また、ベビートークプログラムの付加価値的メリットとして、言語能力だけでなく、人とのコミュニケーション能力の向上もあげられます。
生後間もない赤ちゃんなどにとっては、もちろん言葉の意味なんてわかりません。しかし、このベビートークはパパママが赤ちゃんのことをちゃんと見ているよ、あなたのことに興味があるのよ、という感覚を育てることになり、この感覚がパパ、ママとの信頼関係を構築するとも言われています。
■シンガポールのママにも人気!
筆者の住むシンガポールでも「ベビートークプログラム」は人気の育脳法といえます。なぜならシンガポールは多民族国家だから、と言えるでしょう。
シンガポールは英語が国語ではありますが、中国語、マレー語を筆頭に様々な言語が日常に飛び交っています。もちろん言語だけの話でなく、様々な文化やバックグラウンドを持った人たちの集まりであり、そのため、言語能力及びコミュニケーション能力の向上はシンガポールにおいて必須課題であるといえます。
シンガポールの学校ではベビートークプログラム以外にも多くの育脳法を使って言語能力の向上を図っています。例えば、プレスクールでは、早いところで1歳半から英語以外の第二言語のクラスがあります。クラスでは絵本の読み聞かせやミュージック、ダンスなどを通じで他言語及び異文化への興味を促進してくれます。
いかがでしたか。
昨今ますますボーダーレスが進む中、異文化間のコミュニケーションはもちろんのこと、家族、友人、近所、会社など様々なところでうまくコミュニケーションを取れる人が活躍する世の中。
最近では育脳グッズに始まりプログラムなど数多くの育脳法が紹介されていますが、一日たった30分のベビートークプログラムで、わが子の将来のコミュニケーション能力が大きく変わるのであれば試してみる価値はあるかもしれません。